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ミョウレンジの家

 

主要用途:住宅

所在  :神奈川県横浜市

敷地面積:149.67m2

延床面積:144.08m2

構造  :木造

構造設計OUVI inc.

施工  :山洋工業株式会社

家具  :KENRIKI

設計期間:2011年08月~2012年05月

施工期間:2012年05月~2012年11月

「二世帯4代を柔軟に間仕切る」

二世帯住宅といっても、世帯間の関係は様々である。建主家族は、毎日食事を一緒にされているため、同居を前提とした関係性をが住宅にも求められた。玄関と階段を共有し、1階を両親+祖母、2階を夫婦+息子の領域に分けた。可動式の間仕切りによって二つの世帯を柔軟に開閉できるようにするとともに、両親と祖母、夫婦と息子の領域も、可動式の間仕切りで開閉の調節が可能にした。二世帯4代、これから変化していく家族の関係に対応させている。

 

「上下階の用途を揃える」

二世帯住宅を上下階に分けたときに問題になるのは音である。寝室の上に居間があったりするとストレスが溜まってしまう恐れがある。木造住宅の場合、遮音材を入れたとしても音や振動は伝わってしまう。そこで、上下階同じ用途の部屋が重なるようにすることにより、問題を回避する方法をとった。

 

「上下階の風景を揃える」

リビングと庭の関係は、居心地の良さを得る重要な要素であると考えている。2階にあるリビングであっても、同じように庭を感じることが必要になる。1階と2階のリビングに接続する部屋、階段などのしつらえを揃えることと、植栽を入れる家具を家の内外に配置し上下階での庭のしつらえを揃えた。同じ風景を持つ2つのリビングは、階に関係なく価値観を共有した居心地の良さを得ることにつながる。

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